私は小さい頃から漫画が好きで、読んだり描いたり、漫画漬けの少年時代を送っていました。小学生の時に週刊少年ジャンプが創刊。そこで連載されていた永井豪先生の「ハレンチ学園」という漫画に衝撃を受けて、漫画家になりたいという夢を抱いたんです。この漫画のすばらしいところは、ちょっとHなギャグ漫画のなかに学園ドラマやSF要素などのストーリー性をもたせたところ。そういう組み合わせで描かれた漫画はそれまでになく、非常に革新的でした。私の作品の方向性にも多大な影響を与えたと思います。「ハレンチ学園」のヒロインのようなキャラクターを出したいと思って生まれたのが、「きまぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどかなんですよ。
漫画家になったのは23歳の頃。連載ものは1週間に20ページを描かなくてはならないのですが、新人の頃は連載のペースに慣れないし、アシスタントもたくさん使えません。1週間のうち50時間から70時間は徹夜していました。集中できる喫茶店に行ってとにかくネームを描く、仕事部屋にこもってひたすらペン入れをするという日々です。そんな私の相棒が、コーヒーと音楽。これは手塚治虫先生が言ってるんですが、いい漫画家になるには映画や小説、演劇など、漫画以外のいろんなジャンルに触れたほうがいいんです。漫画ばかり読んでいるとマネばかりになって、小さい作品しか作れない。私も24時間大好きなロックをかけまくって、コーヒーを飲みながら描くんです。「きまぐれオレンジ☆ロード」に登場する喫茶店「abcb(アバカブ)」でよくコーヒーが出てきたり、その時代の象徴としてコーヒーのバリエーションを描いたのも、当時から愛飲していたコーヒーがインスピレーションの源になっていたんだと思います。
今日飲ませていただいているキーコーヒーの「トアルコ トラジャ」は、香り高くておいしいですね。究極の一杯を生み出すキーコーヒーの方々の情熱とこだわりは、漫画と共通するように思います。年を重ねるにつれてそういったことがわかるようになり、香りや風味も心からおいしいと思えるようになってきました。いい意味でおやじになったというか(笑)。コーヒーを飲むと頭が冴えるし、気持ちも落ち着きますね。時間がある時はちょっと贅沢に、ドリップコーヒーを妻と一緒に飲むのが大切なリラックスの時間。今回の作品には、物語の創作に欠かせないコーヒーとの関わりを通して、私そのものを描いています。しばらくブランクがありましたが、私にとっては21世紀になって初めての作品です。短編ではありますが、コーヒーと一緒にぜひ楽しんでください。
憧れお姉さん・癒し系幼なじみ・明るい同級生・甘えん坊年下
4つの女性のタイプの中から、あなたの好みを“選択”!
あなたはどのタイプを選びましたか?
人間と同じく、コーヒーも味や香りなど様々なタイプが存在します。
“今”の気分に寄り添って、あなたの選択を最上のものにする-それが1袋で4ヵ国の味が楽しめる、
上質クオリティのキーコーヒー プライム オリジンズ。
4つの生産地域のコーヒーが一杯づつ個包装されているから、いつでも開封したての香り、味が楽しめます。
漫画家が作品づくりに魂を込めるように、
コーヒーも様々な人々の“こだわり”、“情熱”によってあなたの元に届けられます。