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「実は国産車を所有したのは初めて。欲しいと思った理由はデザイン。僕のクルマ選びはデザイン重視でスペックは二の次ですから」 落ち着いた口調で、淡々と話す。飾り気のない言葉だが、不思議と説得力がある。 藤原ヒロシ。カリスマと呼ばれる彼が選んだモノはこれまで、世間から必ず注目され、ムーブメントを巻き起こしてきた。もちろんクルマも例外ではない。現在、感度の高い人々が集まるスポットで驚くほど多くのメルセデス・ベンツGクラスを見ることができ、「流行っている」と痛感する。が、実はGクラスが街中に溢れるきっかけは彼が所有し始めてから。幅広い交友関係を持つ彼の周りでGクラスが増え、それが一般にまで広がって現在に至る。 「三菱 i はモーターショーでコンセプトカーを見た時に、良いと思いましたね。でもその時、日本ではこんなクルマ登場しないだろうと思った。日本の大きな会社って保守的じゃないですか。だからコンセプトカーが良くても、実際の製品になると欧米車の偽物になることが多いし」 だが三菱自動車 i は良い意味で彼の予想を裏切り現実となった。だから彼は迷わず選んだ。 「面白そうなクルマって、ひと目見ただけで分かっちゃうじゃないですか。僕はずっと以前からスマートも愛用していますが、スマートもまた同じように見ただけで面白そうだったから手に入れました。同じ感覚がiにもありましたね」 もっとも彼のガレージには、既に5台目となるGクラスをはじめ、様々なクルマが並ぶ。それだけに2台目…という感覚はないだろう。が、「メインがゲレンデ(=Gクラス)なので、2台目はそれと被らない選択ですね。でも基本的に全てデザイン重視という点は変わりません」 実は彼、この三菱iとほぼ同時期にフェラーリの最新モデルF599フィオラノも注文したが、「僕の中ではF599も三菱iもあまり差がないですね。純粋に欲しいクルマのひとつ。軽の黄色いナンバー? 特に気になりませんね」 とあっさり言い切ってしまう。彼の審美眼が多くの人に支持される理由は、こうした感覚にこそあると思えたのだった。 |
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