新春特別企画 小山薫堂一食入魂インタビュー 聞き手:山村幸広(エキサイト社長)

昨年、美味しかったお店といえば……
――あけましておめでとうございます。このたび、小山さんが『一食入魂』という本を出されたことを記念して、「食」についてうかがっていきたいと思います。去年は何回くらいですかね、いっしょにメシ食べに行ったのは? 六本木の寿司屋「兼定」(*1)に行って……。中国にもいっしょに行きましたよね参考。それから軽井沢のフレンチ「無彩庵」(*2)! 「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」の2号店。小山さんに紹介してもらったお店もいろいろ行きましたよ。

小山薫堂
小山薫堂(こやま・くんどう)
「カノッサの屈辱」「進め!電波少年」「料理の鉄人」など個性的な番組を数多く世に送り出した放送作家。現在は「世界遺産」「東京ワンダーホテル」「ニューデザインパラダイス」などを担当。食の雑誌『Dancyu』では「一食入魂」と題した食日記を連載している。<公式サイト
小山 どこがいちばん美味しかったですか?。

――やっぱり、ワインが最高の「西麻布ラシェット」ですか。あとは銀座「ロオジエ」、軽井沢の「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」かな。

小山 ああ、そうですか。僕は山村さんに教わって……ていうか、勝手にブログ見てですけど(笑)、ここ「かわむら」断然いちばん。ハンバーグサンドイッチが絶品でした。

――そういえば、こちらの川村シェフが以前、東京店料理長を務めていた「ゆたか」にもいっしょに行きましたね。

小山 はい。「ゆたか」もいい店でしたけど、値段と料理のバランス、店の大きさを考えると「かわむら」のほうが好きですね。席数が少なくて落ち着けますし。

――川村さんもここのほうが好きなようなものが作れるようになって、自由になりましたよね。ところで小山さん、食べることを追及しはじめたきっかけって、やっぱり『料理の鉄人』を仕事でやり始めてからですか?

小山 いいえ。そもそもは、デートの時にいかにいい店に女性を連れて行けるかっていう、ナンパな理由が原点なんですよ(笑)。

――そうだったんですか(笑)。
一食入魂
一食入魂(小山 薫堂/ぴあ)
「日本人男性の平均寿命まで生きるとするなら、残り40年。どんなに楽観的に考えても残りの食卓は4万回程度しかない」と気づき、全力を尽くして一食たりとも無駄にしない思いで綴りはじめた、店情報に満ちていながらクスッと笑える食日記。
*1 兼定
もともとは取材拒否の小さな路地裏のお店。活きたまま仕入れるという素材重視の寿司は食通たちを唸らせている。

*2 無彩庵
「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」の田村良雄シェフが出した、ややカジュアル寄りのお店。


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