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アクセント例
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続いて『大辞林』の特徴といえるのがアクセント表記である。この辞典には、言葉の後に、四角で囲まれた1や0などの数字が掲載されているが、これが実はアクセントを表す記号。「英語は強弱アクセント、日本語は高低アクセント、といわれますが、この高低アクセントを表示しているのが『大辞林』の特徴。言葉に格助詞「が」を添えて発音したときに何番目が高いか、というのを数字を使って表しているんです」(本間編集長)
たとえば、「朝」と「麻」を例にとってみよう。格助詞「が」をつけ「朝が」と声に出してみると、1番目の「あ」が高いことがわかる。だから一番目が高い、という意味のアクセント記号「1」が振られているのである。「麻が」なら、「さ」が高くなるから数字の「2」。「が」が一番高くなる言葉は平板型といい、「0」を用いる。アクセントが二通りあるケースは二つの数字が並ぶ。
一つ一つの言葉の数字を見ながら、自分で発音してみると意外に楽しい。昨今の朗読ブームにも乗ってみたくなる。このアクセント、採用しているのは"標準語"?
「いわゆる標準語のアクセントを示しています。実際にはNHKのアナウンサー(記者ではなく)がどのように話しているかをもとにしています。NHKご出身の先生方に協力していただきました」(本間編集長)
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どこの書店も「日本語関連」の棚が大賑わい。この勢いは朗読ブームにも発展している |
常に新しい言葉をメモし、それが定着するかどうかを見守っているという本間さん。これは定着したな、と思ったら、次回の改訂時に取り入れることばリストに登録しておくのだという。最近では「まったりする」「へこむ」「えぐい」などの新語義は、日本語として定着する可能性が高いのでは、とのこと。
他の大型国語辞典と違って、アクセントにも気を配っている本間さんは、「今の若者言葉は、『大辞林』のアクセントでいうと、高低がない0型が多くなってきている」とも指摘する。
確かに、若者たちの言葉は、年々、平坦で抑揚がないものになってきている。『大辞林』をめくりながら、アクセント記号通りに発音していると、日本語は、本当に彩りある言葉なのだ、と改めて思う。平板型が増える傾向はさびしい限り、ぜひ、『大辞林』に、正しい日本語の「発音」も守ってもらいたいものである。
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