インタビュー阿部和重、世界の構造を描いた、群像劇『シンセミア』は僕なりの決定打
作家が傑作を産み落とす瞬間を見届ける。本の虫にとってこれほど幸福なことはない。今、確実に時代を代表する作家になるだろう阿部和重の『シンセミア』が単行本として産み落とされた。これまでの作品の集大成ともいえる傑作長編を書き上げた作家が今いる場所とは…。
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雑誌での連載だったからこそ出てきたものもある
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僕なりの"決定打"をここで出しておきたかった
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次の作品はキャラクターを大事にしたい
Page 4 小説を書くときは、カメラが僕の中にある
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時代を共有しているからシンクロする

阿部和重 阿部 和重(あべ かずしげ)

1968年山形県生まれ。日本映画学校卒業。1994年『アメリカの夜』で群像新人文学賞受賞し、作家デビュー。1999年『無情の世界』で野間文芸新人賞を受賞。
主な著書に『ABC戦争plus2Stories』『インディヴィジュアル・プロジェクション』『ニッポニアニッポン』など。10月に最新刊『シンセミア』(上・下)を上梓したばかり。

『シンセミア』公式サイト

シンセミア 『シンセミア』 (朝日新聞社 2003年10月刊 価格: 上下各¥1,700税)
舞台は著者の故郷である山形県東根市神町。アメリカ軍占領下の血塗られた歴史を持つ町に、二十世紀最後の夏、何が起こったか!? 『アサヒグラフ』『小説トリッパー』の連載に大幅な加筆をした単行本がついに刊行。複数の人物と事件、歴史とが複雑に絡み合う著者入魂の長編傑作は、作家・阿部和重の非凡さを決定づけた作品として高い評価を得ている。

世界の構造を描いた、群像劇『シンセミア』は僕なりの決定打
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