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『負け犬の遠吠え』が書かれた理由

話題沸騰中の『負け犬の遠吠え』のルーツは、バブル期のあのベストセラーだった?「負け犬の道は一日してならず」――「負け犬」関連本を手がかりに、「未婚/専業主婦」の対立を読み解いてみた!

盛り上がる『負け犬の遠吠え』論争だが

『負け犬の遠吠え』(酒井順子/講談社)
未婚、子ナシ、30代以上を「負け犬」と定義した、『負け犬の遠吠え』が大ヒットしています。大ヒットしているばかりではありません。この本を読むと「何か一言いいたい!」という自己表現欲もかきたてるのでしょうか、ネット上には有名無名を問わず、さまざまな人が書評や感想を書き連ねています。

しかし、「負け犬の道は一日してならず」。なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、「勝ち犬/負け犬」すなわち30代以上の「結婚/未婚」をめぐる物言いは、過去から連綿と続いてきたものでした。

ということで今回は、「未婚、子ナシ、30代以上」がいかにして「負け犬」という境地に達したのか、そして何が勝ち犬と負け犬との対立をつくりあげてきたのか、バブル期以降のベストセラーや関連本を手がかりに考えてみたいと思います。

1.二つの「症候群」――「クロワッサン」と「結婚しないかもしれない」
2.シングルはおいしい?
3.『負け犬の遠吠え』の独特なポジション
4.腹を括るための3冊

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