モテません。どうしても彼女ができません。もっと明るく女の子に接したくても、長年の屈折がジャマをしています。どうしたらモテますか? モテるためならなんでもやるから、教えて!!
ダメ夫
自分のダメさと日々闘うサラリーマン。東京で一人暮らし。真面目で人がよく、ルックスも人並みだが、神経質さとウジウジ悩む性格が災いして彼女いない歴3年。趣味はタヌキ研究。
ドブ太
ダメ夫の地元の後輩。まっすぐな瞳で誰の言うことも信用する。ダメ夫が威張れる唯一の相手。動物と仲良し。特技は夜這い。
ダメ夫さんのもとに田舎のお母さんから電話がかかってきました。
母
「ダメ夫や、あんた付き合ってる彼女は居ないのかい? イイ歳なのに、いつまでも落ち着かないようじゃ、母さんはちっとも安心できないよ。いつになったら孫の顔を拝ませてもらえるんだろうねえ…」
ダメ夫
「母さんまたその話? 仕事が忙しくてそれどころじゃないって何度言ったらわかるんだよ」
母
「それならこんど親戚のドベ子おばさんに頼んでみようかしら?」
ダメ夫
「余計な事しなくていいよっ! 田舎の女の子とお見合いなんてしたくないよ! もう切るからね!」
ダメ夫
(ふう…また母さんに冷たくあたってしまった。そりゃ僕だって彼女欲しいさ。いい子がいたら、結婚して母さんを安心させたりしたいと思ってる。でも、会社では僕は仕事のできないダメ人間で通ってるから誰にも相手にされてないだろうし、一緒に合コン行ったり女の子を紹介してくれたりする友達なんていない。母さんの言うとおり地元でお見合いしたところで、田舎の女の子は僕みたいに屈折した都会の人間なんか嫌いに決まってるさ)
(リリーン)
ダメ夫
(しつこいなあ、またかかってきたよ)
ドブ太
「あのー、もしもし、ダメ夫先輩ッスか? ご無沙汰してます」
ダメ夫
「おー、ドブ太かあ、久しぶりだな。お前今何やってんだよ?」
ドブ太
「いやあ、それがずっと勤めてた工場が潰れちゃって…。新しい職を探してるんスが、この辺じゃあぜんぜん見つからなくて、これから一体どうしようかと。こんなこと相談できるのは先輩ぐらいしかいないッス」
ダメ夫
「そうかー辛いなあ。お前は取り柄が元気だけだから、職探しも難しいだろう。そうだドブ太、お前、東京来いよ」
ドブ太
「ええ? 東京は怖いッスよ…」
ダメ夫
「東京はイイぞー。働き口も田舎よりはあるし、女の子はカワイイし」
ドブ太
「女の子…女の子ですか!! そういえば東京の女はヤリマンって雑誌に書いてあったっス! もちろん先輩も、いい匂いのする東京の女をヤりまくりスよね!?」
ダメ夫
「…ま、まあそんな感じかな」
ドブ太
「やっぱり先輩はスゴイっス! いつも俺の一歩先を行ってるっス! 俺もヤりまくりてーー!! 先輩!こんどそっちへお邪魔していいッスか??」
ダメ夫
「い、いいよ、遠慮なく来いよ」
ドブ太
「そんならさっそく金曜の夜行くっス! 俺にも都会のイイ女わけてくださいよ! きゃっほー!」
ダメ夫
(こ、困った。これで僕に彼女すらいないことがバレたら、軽蔑されるだろうなあ。アイツにだけはバカにされたくない…。アイツがくる前になんとしてもモテ術を習得しとかなきゃ)
というわけで、ダメ夫さんは男性向けのモテ本を購入し、研究にいそしむことにしました。さて、2人に薔薇色の未来は訪れるのでしょうか?
1■
ダメ夫、過去の失恋を振り返る
2■
ダメ夫とドブ太のナンパ大作戦
3■
作戦会議〜どこでナンパするべきか?
4■
ドブ太の大暴走
5■
ドブ太の旅立ち
6■
キモチワルさからの脱出
7■
エピローグ〜タヌキ山にて
すべてはモテるため!
1/8