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幸運をつかむ具体的な方法1

自分らしく生きればいい、シンプルに生きなさい、目標を書き出して祈りなさい……。運をつかむ方法を書いた本には、内容まで抽象的なものが多い。そうじゃなくて、もっと具体的な方法はないだろうか? そう考えて、私のタロットの師匠であるMさんに、「運をつかむ具体的な方法」を聞きにいった。

『Rider Waite Tarot』 20世紀イギリスのオカルト主義者アーサー・エドワード・ウエイトによるもの。現在もっともポピュラーなタロットカードだろう。
Mさんの使うタロットは、オカルト的な占いではなく、視野をひろげるためのツールなのだ。「運をつかむ具体的な方法」として、タロットを使って好運になる方法を中心に、ビックリ、意外なタロット入門書、面白さが倍増する本の読み方など、いろいろ聞き出してきたので、その時の対話を紹介しよう。

運命をつかんだり、捨てたり


「『運をつかむ具体的な方法としてのタロット』ってタイトルを考えてきたんですけど」
「また、ベタなタイトルだねぇ」
「ごめんなさい。どうすれば幸せになれるんでしょうか?」
「幸せになるには、きちんと運命をつかんだり、捨てたりできればいいんだよ」
「運命をつかんだり、捨てたり?」
「そうだよ。運命って何だと思う」
「うーん、なんなんでしょう?」
「運命って、自分の力を超えてやってくる吉凶禍福のことなんだ」
「自分の力を超えてってことは、自分ではどうしようもないってことですか?」
「そう。自分なんてちっぽけだからさ、外の世界から降りかかってくる事柄で、どうしようもないことが、たくさんあるわけだよ」
「はい」
「たとえば、どうしようもない上司がいて、自分の仕事が振り回されてしまう、とかね」
「ありそうですね」
「インチキなオカルトだとね、この運命をコントロールしちゃうとか言いだすんだよ。運を良くする方法とか、我が神が世界を良くするとか」
「はぁ、そういうのはインチキですか?」
「そりゃそうよ、正しい世界なんかないんだから。個人ができることなんて限られてるんだから。だから、我々個人個人ができることは、そのどうしようもない運命をきちんとつかんで、時には捨てて、自分らしくやっていくことだけなんだよ」
「その運命をきちんとつかんだり捨てたりするための道具がタロットカードというわけですね」
「運命をつかみ損ねる原因や、捨て損ねる原因は、たいてい偏った見方をしてるからなんだよ。それでタロットを使って、別の見方を教えてもらうんだ」
「実際にタロットを自分でやってみようって人は、どうすればいいんですか? やっぱり一番ポピュラーなウエイト版あたりを手に入れて……」
「それでもいいけど、この本から始めてみるのもいいよ」
「ええッ!?」
 
   

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