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次は、アンティークきもの好きのメッカとなっているきもの屋「AGARUアガル」へ。お店にいくと、粋なアンティーク着物を着こなした店長さんはじめ女性スタッフたちが、気さくに接客してくれる。呉服屋さんにありがちな敷居の高いイメージはない。質問すると、ていねいに説明してくれる。取材している間にも、20代の若い女性からその母親、さらにおばあさま世代まで、幅広い年齢層の女性で賑わっていた。「全身1万円でコーディネート」というのが、このお店のキャッチフレーズだそう。どれもリーズナブルで、お洋服感覚で買えるものばかり。
「アンティークきものの人気が高まったのは、値段の安さもありますが、テキスタイルとしての美しさやクオリティの高さに、若い人を含めて女性たちが注目したからでしょう」と語るのは、「くるり」「アガル」の社長である三浦出さん。
「アンティークきものブームは、この2年くらい続いています。でも、ブームはそろそろ終焉しつつあるのでは。"きもの本ブーム"は、"きものブーム"の置き土産みたいなもの」と語る。
店長の村尾真美さんは、2時間でマスターできる「一発着付け教室」で毎週15人、毎月60人もの若い女性に着付けを教えているそう。最近は若い子向けのきもの屋さんもどんどん増えているし、確実にきもの人口は増えているはずだが、
「そのわりには、街でふだん、きものを着ている若い人をあまり見かけないでしょう。ブームとはいえ、騒いでいるのはむしろメディアのほうで、まだまだ洋服と同じくらい気軽にきものを着るところまでは浸透していないですよね。僕たちはこれをブームで終わらせず、文化としてちゃんと守って育てていきたいと思ってます」と三浦さん。ショップのオリジナル雑誌を発行したり、アンティークだけでなく現代きものをリーズナブルに提供したり、きもの文化の発信基地となるべく、これからますます努力していくという。
三浦社長は、戦災に遭わずに残っているきものを仕入れるため、毎月、関西地方に出張しているそうだ。そんなお話をきくと、焼失をまぬがれた貴重なきものは、大切に保存すべき文化財なのだと思う。
そうだ、正しくきもの文化を守っていかなくては! そのために私も着物をどんどん買って、どんどん着なくては! ふんふんとお話をうかがいながら、目はきものを物色していた私は、「伝統文化を守る」という大義名分を得て、しっかり帯を買って帰ってきた。
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「AGARUアガル」
東京都渋谷区神宮前4-25-6ジンフラット202
TEL 03-3746-0799
営業時間 11:00〜19:00
火曜休み
「アガル」はアンティークきもの中心。すぐ近くにある第1号店「くるり」では現代きものを販売し、こちらもお手頃価格。 |
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KG
「新しいニッポンガールのためのストリート系キモノファッション」とサブタイトルがついた、くるり/アガル発行のインディーズマガジン。ネット通販可。 |
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