インタビュー鈴木みそ、お金の不思議をマンガで徹底追求!

「銭」は一生のテーマ!?
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――ところでみそさんがマンガを描き始めたのは。

24歳くらいのときだと思うんですが、それまでファミコン雑誌のライターをやってたのを辞めて、マンガでも描いて持ち込もうとか思い立ちまして。それまでは1ページくらい遊びで描いたとかいうのはあったんですが、ちゃんとコマを割って描いたというのはなかった。そこで初めて16ページくらいのマンガを描いてみたんです。

――それはどうなりましたか?

描いてみたら面白かったんで「これは編集部に持っていかなくちゃいけない」と思って、当時読んでいた「ビッグコミックスピリッツ」編集部に電話しました。「今日持ち込みたいんですけど」といって。最初は向こうも全然期待してなかったみたいなんですが、見せてみたら顔色が変わったのが分かりまして。

――好評だったんですね。


で、向こうの第一声が「ペン入ってますね」(笑)。そりゃないだろうと思ったんですけど、そういうレベルの持ち込みが異様に多いらしいんですよ。そして次が「あ、キャラの描き分けができてるね」と(笑)。最後まで読んだあと「これ面白いから」となって結局そのまま掲載されてデビューしました。

――その後はどうなったんでしょうか。

続きませんでしたね。ちょうど「スピリッツ」は相原コージさんの「コージ苑」が終わったところだったので、その後を狙おうという話になっていくつか描いたのですが通らなくて。その時出てきたのが吉田戦車なんですよね。まあその後、担当編集者が退社したりして。いくつか別の出版社で描いた後、そのマンガが「ファミコン通信」の編集者だった浜村さんの目にとまってそちらで描き始めたという感じです。

――初期の作品は単行本に収録されてないですよね。


ええ。原稿も残ってないです。この前デビュー作の載ってる作品が久しぶりに出てきたんですけど、竹書房で描いた麻雀マンガとかはどこにも残ってないんじゃないでしょうか。

――そういうときデジタル入稿だと残ってていいんですけどね。

そうですね。今はデジタルでやってるんですけど、生原稿を自分でプリントアウトして古書店とかに売ったら儲からないかなーとか思いますよ(笑)。最近はインターネットを通じてアシスタントも離れたところにいる人に頼むなんてことを試していたりするんですが、そういうノウハウを蓄めていって、ビジネスにできないかなんて考えちゃったりもします。

――最後にこれからのことについて教えてください。

お金については昔から根底にあったテーマが前面に出てきたという感じです。だからこのマンガが終わっても、ずーっと続くかなという気はするんですよ。「労働とは何かなのか」「お金とは何なのか」というのはものすごく難しい話なんで、いつまでも興味が持ち続けていられるんじゃないでしょうか。
『おとなのしくみ』全4巻(エンターブレイン/2001年連載終了)
「ファミコン通信」で連載されたゲーム業界ルポマンガ。突撃取材により現場の生の姿をレポートした内容で人気を集めた。フツーだったら聞きにくい、でもゲーマーとしては知りたくてしょうがない台所事情に突っ込んだ内容は鈴木みそならでは。ゲーマーはもちろんのこと、ゲームに興味のない人にとっても勉強になるかも。

(取材・文 芝田隆広/OHP

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