『夜のピクニック』(恩田陸/新潮社) 甲田貴子の高校では、修学旅行のかわりにおこなわれる歩行祭という伝統行事がある。全校生徒が夜を通して80キロの道のりを歩くのだ。三年生の貴子にとって今年が最後。貴子には、西脇融という気になる同級生がいる、融と貴子のあいだには、親友にもうちあけられない秘密があり、それがわだかまっているせいで、一言もことばをかわせないでいる。貴子はひとつの決心をしていた。「今年の歩行祭が終わるまでにはきっと!」。ふたりの高校生を中心に友情と恋が交差する青春小説。吉川英治新人賞受賞に続き、第2回本屋大賞と二冠達成の超話題作。