第六回 芥川龍之介作品をゲーム化する!
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芥川は自殺しても、文学の精神は死なない

飯田 問題は当時の文壇にトキワ荘*があったか、だ。
麻野 問題かどうかはわからんけど、木曜会とかいうのがあるんだよね、夏目漱石の家が若い作家たちのサロンになってた。芥川は漱石に認められて喜んだりしてるから。
飯田 じゃあ、それがトキワ荘
麻野 それだと漱石が手塚になってしまうけど。
飯田 ゲームには、作品だけじゃなくて、人物研究、作家研究みたいな要素を必ず入れたいな。
BGK
米光 最終話は、芥川の生きていた大正時代。最後は芥川自身の人生をロールプレイするんだよ。
麻野 悲しい結末だ。
米光 でも、芥川の心は不滅なんだよ。芥川は自殺しても、文学の精神は死なない、何度でも甦るのだー、そう、火の鳥のように!
飯田 芥川は火の鳥そのものなんだ!
麻野 翼を広げた火の鳥、その顔が芥川(笑)。エンドロールは、芥川賞歴代受賞者の全員の顔がばーっと流れる。
飯田 ちょっと感動するかも、それ。
米光 どうせなら、作家たちにゲームに登場してもらおうよ!
麻野 それはいい、綿矢りさ(→ニュースな本棚 綿矢りさ徹底解剖)は、ぜひ「偸盗」の沙金あたりで。
米光 で、毎話なんか血を舐めるシーンがある、接吻するとくちびる切れてたーとか、蛇に咬まれて毒を吸い出すとかあって、それが伏線になってるんだよ。作家たちが血を受け継ぐことで芥川の精神が永遠に生きる。
飯田 登場人物全員が芥川賞作家ってのは最高だな。スタッフロールで作家たちの名前と配役が流れて、最後は∞マーク*で止まるんですよ。でも芥川賞って永遠にありつづけるのかなあ、文藝春秋がつぶれても。
麻野 まあ、このくらいメジャーだと。どっかが引き継いで、日本がなくなるまでやるんじゃないかな。
飯田 そう思うと怖い。これからもまた、1年に2人くらい芥川の血を飲む男や女が誕生しつづけるわけですよ、未来永劫……怖っ!
米光 文学は永遠であると。配役考えるのも楽しいね。「地獄変」の絵師とかいい役だよなあ。絵を描くために娘を焼き殺すなんて、文学者としては本望なんじゃない?
飯田 オレが文学を守るって言ってる人は何の役でしょうね?
米光 蛇?
BGK
麻野 芋?
飯田 ひどい、中山美穂はこの人と結婚したんだよ。
米光 じゃあ、下人
麻野 あ、下人いいよ、声も合いそう。
米光 烏帽子も似合いそうだよね。いい役だよね、もっとも有名な登場人物だもん。
飯田 太刀の変わりにギター持ってるんだよね、背中に背負って。
麻野 ギター侍か?
飯田 もちろん、中にが仕込んであってね(笑)。
麻野 キカイダー*かよ!

(構成・文 アライユキコ/カエルブンゲイ
芥川龍之介作品
ゲーム化指数
アクション度
1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント 0ポイント
RPG度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント
アドベンチャー度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 1ポイント 0ポイント
シミュレーション度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント
パズル度
1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント 0ポイント
芥川賞狙いのゲームって無理でしょうか。

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