第三回 『ダ・ヴィンチ・コード』をゲーム化する!
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写楽の絵の前で死んでるんだ

麻野 では、ゲーム化は「日本版ダ・ヴィンチ・コード」ってことで。まずダ・ヴィンチやめましょう。日本人にわかりやすいのは何かな。浮世絵の謎? 北斎とか。
飯田 写楽*のほうが謎めいてますね。
麻野 じゃあ「写楽コード」。写楽の名前は「しゃらくせい!」をもじったとか、どうでもいい薀蓄いれながら。
米光 ヒロインの名前は、追山伸代。××って暗号*になってる。
麻野 それいいなー。「このメッセージはわたしのことだわ!」(笑)*。冒頭のところで、主人公が目覚めるのはホテル・リッツ・パリだけど、「写楽コード」では京都・都ホテル。主人公は誰がやるの?
米光 フックンかな。いや、年齢的には船越英一郎か。
飯田 いいなあ、なんか
火曜サスペンス劇場になってきた。
麻野 「京都湯けむり殺人事件」みたいなもんか(笑)。この本もパリ・ルーヴル観光案内あるしね。
米光 じゃあ、日本のいろんないいところに行かなきゃ! おじいさんは上野美術館の館長?
麻野 写楽の絵の前で死んでるんだ。
飯田 あの有名な絵のポーズで(笑)。
麻野 大首絵*みたいにすごい
顔がでかくなって死んでる(笑)、ぱんぱんに腫れてて。
飯田 「写楽コード」もいいにくいから「シャラコード」にしましょう。音楽はつんく*
麻野 もしかして、シャ乱Q?
米光 だじゃれかー!
飯田 アナグラムですよ(笑)。
麻野 
だじゃれとアナグラムを勘違いしてる思うぞ。
飯田 オレ、『ダ・ヴィンチ・コード』のことがちょっとわかってきましたよ。本屋さんでなんか知的な書物として展開されてるし、帯と解説は荒俣宏と養老孟司だし、ちょっとお勉強なのかな? 教養深まるのかなあって読んでみたら、中身は……。ダ・ヴィンチとかルーヴル美術館とか高級っぽい素材を取り外して、日本に置き換えてみると火サスなんですよね。ゲームは、オリジナル版と日本版を同梱してもいいかもしれない。
米光 切り替えられるようにする?
麻野 そのへんをゲームにするっていうテはあるよね。画面の明るさを調節するモードあるじゃない、そんな感じで五段階くらいでゴージャス度を調節する。
飯田米光 ああー!
麻野 ものすごいチープなところからゴージャスなところまで調節できる。ルーヴル美術館から、なんやろう、
西友の展示場まで
米光 最安にすると、ミニスカのおねえちゃんが勧誘する版画の展示即売会場とか(笑)。
麻野 ゴージャスインジケータがある。これはつくるのたいへんですよ。でもお金抜きでつくりたいなあ。
飯田 各章の謎が解けないとゲームオーバーになるんじゃなくて、ゴージャス度が降格していくのはどうでしょう。
米光 ハリソンから、よっぱらいのシロートまで。
飯田 台詞は共通なんだよね、どんどんヘタになっていく。
麻野 じぶんの台詞にじぶんでウケてる役者とかになる……イヤやなー。演出とか監督もセコい。
構図間違ってるし、顔切れてるし。でも、途中で解くスピードが早くなると、ゴージャス度が上がっていって、また役者が金髪になる。近所の公園がイギリスの海岸に変わっていく(笑)。
飯田 サービスで
パンチラ入れますか、貧乏なほうは(笑)。
麻野 たいして見たくない俳優のね。安っぽいなあ、階段とかやたらと出てくるんでしょ。これでいきましょうか。
テレビゲーム初ゴージャスインジケータ搭載「シャラコード」、君はこの貧相さに耐えられるか!?

(構成・文 アライユキコ/カエルブンゲイ
『ダ・ヴィンチ・コード』
ゲーム化指数
アクション度
1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント 0ポイント
RPG度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント
アドベンチャー度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 1ポイント 1ポイント
シミュレーション度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント
パズル度
1ポイント 1ポイント 1ポイント 0ポイント 0ポイント
リッチ&チープな製品の思想をどのように醸し出すかがポイントでしょうか。
 

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