写楽の絵の前で死んでるんだ
麻野 では、ゲーム化は「日本版ダ・ヴィンチ・コード」ってことで。まずダ・ヴィンチやめましょう。日本人にわかりやすいのは何かな。浮世絵の謎? 北斎とか。
飯田 写楽*のほうが謎めいてますね。
麻野 じゃあ「写楽コード」。写楽の名前は「しゃらくせい!」をもじったとか、どうでもいい薀蓄いれながら。
米光 ヒロインの名前は、追山伸代。××って暗号*になってる。
麻野 それいいなー。「このメッセージはわたしのことだわ!」(笑)*。冒頭のところで、主人公が目覚めるのはホテル・リッツ・パリだけど、「写楽コード」では京都・都ホテル。主人公は誰がやるの?
米光 フックンかな。いや、年齢的には船越英一郎か。
飯田 いいなあ、なんか火曜サスペンス劇場になってきた。
麻野 「京都湯けむり殺人事件」みたいなもんか(笑)。この本もパリ・ルーヴル観光案内あるしね。
米光 じゃあ、日本のいろんないいところに行かなきゃ! おじいさんは上野美術館の館長?
麻野 写楽の絵の前で死んでるんだ。
飯田 あの有名な絵のポーズで(笑)。
麻野 大首絵*みたいにすごい顔がでかくなって死んでる(笑)、ぱんぱんに腫れてて。
飯田 「写楽コード」もいいにくいから「シャラコード」にしましょう。音楽はつんく*。
麻野 もしかして、シャ乱Q?
米光 だじゃれかー!
飯田 アナグラムですよ(笑)。
麻野 だじゃれとアナグラムを勘違いしてる思うぞ。
飯田 オレ、『ダ・ヴィンチ・コード』のことがちょっとわかってきましたよ。本屋さんでなんか知的な書物として展開されてるし、帯と解説は荒俣宏と養老孟司だし、ちょっとお勉強なのかな? 教養深まるのかなあって読んでみたら、中身は……。ダ・ヴィンチとかルーヴル美術館とか高級っぽい素材を取り外して、日本に置き換えてみると火サスなんですよね。ゲームは、オリジナル版と日本版を同梱してもいいかもしれない。
米光 切り替えられるようにする?
麻野 そのへんをゲームにするっていうテはあるよね。画面の明るさを調節するモードあるじゃない、そんな感じで五段階くらいでゴージャス度を調節する。
飯田・米光 ああー!
麻野 ものすごいチープなところからゴージャスなところまで調節できる。ルーヴル美術館から、なんやろう、西友の展示場まで。
米光 最安にすると、ミニスカのおねえちゃんが勧誘する版画の展示即売会場とか(笑)。
麻野 ゴージャスインジケータがある。これはつくるのたいへんですよ。でもお金抜きでつくりたいなあ。
飯田 各章の謎が解けないとゲームオーバーになるんじゃなくて、ゴージャス度が降格していくのはどうでしょう。
米光 ハリソンから、よっぱらいのシロートまで。
飯田 台詞は共通なんだよね、どんどんヘタになっていく。
麻野 じぶんの台詞にじぶんでウケてる役者とかになる……イヤやなー。演出とか監督もセコい。構図間違ってるし、顔切れてるし。でも、途中で解くスピードが早くなると、ゴージャス度が上がっていって、また役者が金髪になる。近所の公園がイギリスの海岸に変わっていく(笑)。
飯田 サービスでパンチラ入れますか、貧乏なほうは(笑)。
麻野 たいして見たくない俳優のね。安っぽいなあ、階段とかやたらと出てくるんでしょ。これでいきましょうか。テレビゲーム初ゴージャスインジケータ搭載「シャラコード」、君はこの貧相さに耐えられるか!?
|
 |
 |
 |
『ダ・ヴィンチ・コード』
ゲーム化指数 |
アクション度
|
RPG度
|
アドベンチャー度
|
シミュレーション度
|
パズル度
|
|
| リッチ&チープな製品の思想をどのように醸し出すかがポイントでしょうか。 |
|