これからの社会を豊かに生きる鍵は「萌え」だ! 「萌え」を会得し、真の「萌え発想術」をマスターするための指南術、連載スタート!!
第1回 「萌え」時代到来! 今こそ萌えを学んでみる
萌え燃える
萌えのはじまりは、芽ぐむことであり、のちにあらゆるキャラクタへの好意を表す言葉になった。そして、21世紀になって、日本の美意識をあらわす言葉の一つとして、「わび」「さび」の領域に入った※1。
浜銀総合研究所(横浜市)の調査※2によると、「萌え」市場規模が、03年で888億円※3。新聞等メディアでこのことが報道されると、「萌え」関連銘柄が急動、ストップ高が続出した。
株式新聞1面に大きく「萌え燃える」の文字が躍ったのである。
滑稽なマネーゲームだろうか。萌えバブルか。
だが、ともかく、これは、社会が萌えを無視できぬようになってきたことを示す一例であろう。
萌えを会得し、萌え発想をすることは、これからの社会を豊かに生き残る大きな鍵なのである。
※1:具体的な「萌え」の起源については、「語源blog」の「現存する最古の「萌え」を探して」を参照のこと。
※2:リポートを読む限り、「美少女キャラクターを対象にする萌え」を中心に厳しく枠を決めて試算している。たとえば、キャラクターグッズやフィギュアやトレーディングカードなどの派生需要は含めていない、ゲームも「恋愛シミュレーション」系のみ、書籍も読者層の広い雑誌を排除し「コミック電撃王」「ドラゴンエイジコミック」関連などを推計の対象にした、などなど。ちなみに、この連載では、これよりも広い意味で萌えを扱う。
※3:内訳は、コミック関連が273億円、映像関連が155億円、ゲーム関連が460億円となっている。
萌え進化
いや、「萌えというものが、いまひとつわからない」という読者もいるだろう。
安心めされよ!
なんとなれば、この「萌え発想術」を毎週読めば、たちまち「萌え」を会得し、「萌え発想術」を駆使できるようになるからである。
萌えが経済的に無視できぬ規模になったということは、萌えを体得する社会的準備ができたということである。だから、個々が萌えを身につける術さえ学べば、誰もが萌えを駆使できるようになるのだ。
いやぁ、「萌えって、あれでしょ、美少女キャラが好きってことでしょ。そんなの関係ないよなぁー」という読者もいるだろう。
ちょっと待て待てウェイト!
ここでは、広義の萌えを採用している。「美少女キャラが好き」という狭い意味ではなく、もっと広い意味で萌えという言葉を使う。
現に、萌えという言葉はすでに美少女キャラクタ以外を対象に使われるものになっている。萌えは繊細な心の企てである。たしかに、その企てを会得するには、若い心の恋愛妄想がもっとも適している。だから、萌えは美少女キャラクタに対する恋愛妄想を対象に進化※4し、発展したのである。
だが、それを若い恋心だけに閉じこめておくのはもったいない。多種多様な萌えに分岐し、発展していく。それが、今の「萌え進化」のありさまである。
たとえば。
工場萌え
おじいさん萌え
猫萌え
フォルム萌え
さまざまなものに萌えという言葉が使われはじめている。
※4:ヴェネチア・ビエンナーレ第9回日本館サイトによると、「萌え」は、“火がつくことを指す「燃える」が誤変換されて発生した、架空のキャラクターやその特定要素に対する疑似恋情を表す語。”である。
■次のページでは、いよいよ萌えの正体に迫る!!
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