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週の頭の月曜日は、真の「萌え発想術」をマスターするための指南塾。自分の萌えをバージョンアップせよ。そして、萌えで世界をチューニングしちゃうのだ!
第23回 会議をうまく進めるための9つのコツ
さて、10回にわたりミーティングについて書いてきた。全体像は、バックナンバーをじっくり読んでいただくとして、最後にコツをまとめよう。
「会議をうまく進めるための9つのコツ」だ。
1:「ミーティングのテーマ」を参加者全員が押さえておくこと
「えーと、今から資料を配りますが〜」
こんな議長はクビっ!
ミーティングの数日前には、会議の資料を配っておくべきである。
会議のテーマ、議題となるポイントを、全員が事前に知っておく。
議題に関して、事前にちゃんと考えて、自分の意見をまとめること。
そういった準備なしに会議をしないこと。
なんか集まって、なんか話してれば決まるだろう、などと考えて会議を招集するのは、仕事がしたい人間ではなく、仕事してるふりがしたい馬鹿である。そんな馬鹿につきあう必要はない。
(→第14回 萌え式! 必勝ミーティング、その前に!)
2:ミーティングは出席したい人だけが、出席すること。
ミーティングが時間の浪費になるのは、発言しない人や、出たくもない人が義務感で出席して、会議を混乱させるためだ。そもそも参加人数が多すぎる会議はろくな会議じゃない。積極的に発言し、意欲的にやろうとしている人だけが参加すればいい。それ以外の人は、参加しないほうが、会議がまともに進む。
そのためにも、先に出された課題について「自分の意見をまとめたものを用意した人しか参加できない」というルールにしよう。ちゃんと準備もできないような人は参加しないでくださいとはっきり伝えよう。
(→第14回 萌え式! 必勝ミーティング、その前に!・第19回 萌え螺旋ミーティングの秘訣)
3:自分の意見をまとめたものを用意しよう
コツ2の「出席したい人だけが、出席すること」の「出席したい人」というのは、ちゃんと自分の意見をまとめていて、それを発表したい人という意味だ。だから、会議の前には、きちんと自分の意見をまとめよう。1枚程度の紙にポイントをまとめて、会議参加メンバーに伝わるように考えをまとめておくこと。
(→第14回 萌え式! 必勝ミーティング、その前に!)
4:「イエスアンド」で進めよう
「イエスアンド」は、相手のオファーや意見を、いったん「イエス」と受け止めて、自分のアイディアを「アンド」で付け加えることを表す。この「イエスアンド」スピリッツで参加していれば、会議はワイワイガヤガヤと楽しいものになる。意見が出るたびに「実行する難しさ」や「予算などの問題」や「前例がない」といった指摘をするタイプの人がいる。「ノー」を言う人は安全を重視しているのだろうが、ミーティングは安全を確保するために行うのではない。新しい冒険のための準備がミーティングだ。会議で意見をひとつにまとめる必要はない。ワイワイと意見を積み重ねていけばいい。
(→第15回 イエスアンドで萌え螺旋ミーティング!・第16回 会議が劇的に変わる「イエスアンド」!)
5:人と人が対面するのではなく、全員がテーマに向かって座ろう
大きな長方形の机に人と人が対面するスタイルの座席はやめよう。会議のテーマをホワイトボードか大きな紙に書いて、そのテーマに向かうように半円形に座ろう。丸テーブルがない場合は、半円形の車座になって座ればいい。
いちいち発言の了承を偉い人からもらう必要はない。発言をするときは、自由に、でも、うまくパスを渡すように発言すればいい。
(→第17回 萌え式ミーティング、これがダメな会議の座席表!・第18回 座る位置でミーティングが変わる、萌
え座席!)
6:お互いの言葉をそろえよう
キーワードのニュアンスや意味がメンバーで一致していないと、進行していくにつれて混乱してくる。微妙な差が少しずつ大きな亀裂を生むことになる。そのためにも、会議では、ちゃんと登場してくるキーワードのニュアンスや意味をすりあわせよう。言ってることが微妙にすれ違うと思ったら、すぐに確認しよう。
(→第19回 萌え螺旋ミーティングの秘訣)
7:「会議でやるべきこと」と「個人でやるべきこと」を混同しない
整理してまとめるという作業は、おおぜいでやると混乱する。だから、会議で出てきたアイデアをまとめる作業は、リーダーか、担当者が、ひとりでやろう。スタッフそれぞれのモチベーションが高まるようにまとめること。そして、まとめたら、それぞれのメンバーひとりひとりと話して、さらにモチベーションを高まるように工夫しよう。
(→第20回 「会議でやるべきこと」と「個人でやるべきこと」を混同しない・第21回 「萌え集約」でスタッフ
のモチベーションを集約しよう)
8:企画地図を全員が持つようにしよう
プロジェクトの進行のスムーズさは、背骨のようなモノを全員が共有できるかどうかにかかってくる。だから、いつでも確認できるように企画のポイントを1枚にまとめて、それを全員で確認しよう。初心を忘れて、あらぬ方向にプロジェクトが暴走してしまわぬように、「1枚の企画地図」を用意しよう。
(→第22回「萌え式ミーティング」の仕上げはコレ!)
9:楽しく会議をしよう
しかめっつらで、ため息ばっかりついて、いい会議ができるわけがない。ワイワイガヤガヤ、熱気と、笑いの中でこそ、いい会議が進行できる。みんながリラックスして、全員が遠慮せずに発言できる空気の中で、会議を進めよう。
(→第19回 萌え螺旋ミーティングの秘訣)
【関連ネタ】
ようやく今回のまとめをもって「萌え式ミーティング編」が終了。なので、今回は「萌えミーティング編」のノウハウを習得するまでに参考になったものをいくつか紹介しよう。 『演劇入門』(平田オリザ・講談社現代新書)と 『演技と演出』(平田オリザ・講談社現代新書)は、会議のノウハウの本ではないが「コンテクストをすりあわせる」という点で多くの刺激を受けた。
『「ホンダ語」ハンドブック』((国友隆一/日本実業出版社)は、ホンダのビジネススタイルを用語集として紹介した本。この中の「一抜け会議」や「ワイガヤ」は、まさに「萌え式ミーティング」の発想の原点だ。
つい最近出た本だが 『孤独のチカラ』(齋藤孝・PARCO出版)の中で使われている「単独者」というキーワードは興味深い。会議を進める重要なポイントは、リーダーがどれだけ単独者として作業を進めることができるかにかかっている。
それから、 「発想力トレーニング講座」での参加者のみんなとやったミーティングは、実践として勉強になった。感謝している。
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