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2004/7/20 Vol.157
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今週のテーマ アテネ五輪の前に……
「ギリシャ神話」のウンチク王を目指せ!
4 調査リポート3: ギリシャ料理を楽しんでみたのだ!
ナキャノ
ナキャノ
 
  というわけで、やってきたのが六本木にあるギリシャ料理の店『ダブルアックス』。創業33年、1971年に日本で初めてオープンしたギリシャ料理の店なのだ。  
六本木

ダブルアックス店内


ギリシャビールは微炭酸でさっぱり


著名なギリシャ料理が勢揃い。


タラモサラダ


ムサカ。マッシュポテトがふんわり。


8時になるとお待ちかねのギリシャダンス。足元に願いを書いた皿を投げて、ちゃんと割れると願いがかなうらしい。


ということで、ミャーの願い。疲れているようです。


ナキャノの願い。ストレートである。


フロアにいたお客さんたちの願いこもごも。
 六本木交差点から、キャバクラへと誘うお兄さんたちをかき分け、なんとかお店の前に。ギリシャの民族音楽(イメージ的には中近東の民謡)が流れる薄暗い階段を下りていくと、そこから時間が止まったような空間が始まる。平日にもかかわらず、仕事を終えたOLさん&会社の上司などのグループを中心に、席が埋まっている。
 まずは、ミャー所長とギリシャのビール「ミソスビール」(¥780)で乾杯! 特に癖もなく、印象は悪くない。暑い国でよくあるような、軽めでスッキリした味わいだ。そして、ギリシャ料理のベーシックなものを網羅した「アテネコース」(¥5800)をオーダーしてみる。
 ギリシャ料理といえば、ムサカとタラモ・サラダが有名だが、その2つはもちろんコースの中に入っている。「ギリシャっていうと青いエーゲ海のイメージだけど、緯度的には日本と変わらないんだよね。海に囲まれてるから、アジやタコの干物など日本と似てる魚介料理も多いし。ま、醤油のかわりにオリーブ油をたっぷりかけて食べるんだけどね」といきなりウンチクをかまし、ミャー所長にウンザリされる。
 そうこうしてるうちに前菜やサラダが運ばれてきた。タコの唐揚げやタラモ・サラダ、さらにはムサカなど、全然普通に美味しくて――というより、どこかで食べられるような気がして、ついお店の人に聞いてしまった。

ナキャノ研究員 すいません、この料理って本場のギリシャ料理なんですか? それとも、日本人の口に合わせてアレンジしてるんですか?

チーフシェフ一ノ瀬さん 100%日本人の好む味にしてあります(キッパリ)。

ミャー所長 ああ、そーなんですか……。

チーフシェフ一ノ瀬さん 正直いって、ギリシャの料理をそのままココで再現しても、美味しくないと思います(笑)。たとえば、ムサカはトマトを入れてミートソース風にしてますが、本場だとただ挽き肉を炒めてチーズを載せたようなものですから。

ナキャノ研究員 う、それは生臭そう。僕も家でよく料理やるんでわかりますけど、ボロネーゼ(いわゆるミートソース)なんか作る時、ローレル(月桂樹)なりワインなり牛乳なり入れないと、ストレートに肉の臭みが出ちゃいますもんね。 

チーフシェフ一ノ瀬さん まぁ、そうですよね。

ナキャノ研究員 ちなみにタラモって、「タラコ+イモ」で日本の料理じゃないんですか?

チーフシェフ一ノ瀬さん そう思われている方が多いみたいなんですが、ギリシャ語なんですよ。ギリシャで居酒屋のことを「タベルナ」、鱈のフリットを「バカヤロ」というように、言葉の響きが日本語に似てるのがたくさんあるんですよ。

ミャー所長 「食べるな! バカヤロ〜!」ですか(笑)。面白いですね。

 ……そうこうしているうちに、メインのステーキがテーブルに。料理に関しては、チーフシェフ一ノ瀬さんがいう通り、良くも悪くも想像を超えるようなものは出てこないので、全般的に安心して美味しくいただけるはず。
 料理を平らげたところで、毎晩8時から行われるギリシャ・ダンスと皿投げのパフォーマンスが行われる。客1人1人に皿が渡され、その皿にマジックで願いごとを書いておき、ダンスが始まったら皿を床に叩きつけて割るのだが、これがやってみるとヤミツキになるくらい快感がある! 夫婦喧嘩で皿を投げつける奥さんの気持ちがよくわかるはずだ(笑)。
 パフォーマンスが終わった後、念願だったギリシャの酒「ウゾ」を飲んでみる。ちなみに、我々は取材を申し込んで行ったわけではないのだが、ウゾに興味を持ったら1杯ご馳走してくれたぞ! このウゾ、ブドウ酒の絞り粕を蒸留してアニスで香りをつけた強いお酒だが、水を入れると白濁して乳状になるので、「大人のミルク」と呼ばれてる。アニスってよくわからないけど、どこかで飲んだことがあるような味で、想像してたよりは美味しいぞ。「アロマテラピーの香りと同じ!」と言いながら、ミャー所長もガバガバ飲んでいる。
 デートには値段がちょっと高めだが、それなりに楽しめるお店には間違いない。初めてのギリシャ料理入門にも最適だろう。元プロミュージシャン&サーファーで、カメラマン・アシスタントから、このお店のコックになったというチーフシェフ一ノ瀬さんの語りも面白いぞ! 予約したほうがベター。


左)早くオネーチェンと・・・?
右)食後にはぜひウゾをどうぞ。アニス(八角)の甘い香りが女性にも大人気。


壁には楽しげなお皿メッセージが並ぶ。
六本木
『ダブルアックス』

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5研究報告:ギリシャを語ればウンチク王も夢じゃない!